エゾハルゼミ
ヒグラシをそのまま小さくしたようなセミです。
模様はヒグラシそっくりですが、緑色がしめる面積が広いように思えます。
雄は腹部が細長く、メスは産卵管がむき出しになっているので、
遠目でも♂♀が判断できます。
鳴き声は言葉ではとても表しにくいです。
図鑑などにはよく
「ミョーキン、ミョーキン、ケケケケケ」と書いてあります。
とにかく、最初聞いたときはカエルみたいな声だと思ったものです(^_^;)
また、僕が確認したところ、一度鳴き終わるごとに場所を変える(鳴き移り)
をすることがわかりました。しかしこれはクマゼミのように別の木に飛んでいく
というのではなく、同じ木をなんとなく移動しているという感じがします。
関東以西では、普通1000メートル以上の山に生息しています。
生息とはそこで脱皮殻が見つかって初めて生息です。
成虫は割と低いところ(標高600mほど)まで移動します。
が、脱皮殻はやはり標高の高いところにしかないことを確認しました。
また、ヒグラシに似て、個体数が場所によって極端に違います。
ブナ、杉など広葉樹にも、針葉樹にも生息しています。
生息期は、5月下旬〜7月中旬頃です。
エゾハルゼミの鳴き声 |
独唱(290KB) |
1999年06月13日 |
兵庫県村岡町にて |
合唱(220KB) |
1999年06月13日 |
兵庫県村岡町にて |
遠くから聞いた大合唱(216KB) |
2000年07月09日 |
滋賀県志賀町にて |
わかりやすい声(352KB) |
2000年07月09日 |
滋賀県志賀町にて |
悲鳴音(手掴みしたときの声)(162KB) |
2000年07月09日 |
滋賀県志賀町にて |
模範的な鳴き声(258KB) |
2000年07月09日 |
滋賀県志賀町にて |
誘い鳴き(240KB)(♀が近くにいるとき) |
2000年07月10日 |
作成者の自宅にて |
完全単独鳴き(695KB)←一番綺麗です |
2000年07月10日 |
作成者の自宅にて |