発表当時、カーグラTVでフェラーリの特集があったとき、それの収録 中に氏の訃報が入ったというエピソードもある。
今でこそ箱型のデザインは無粋に見えるかもしれないが、バブル絶頂 の時代に日本に入ってきたこのクルマは、投機の対象として、一時億を 超える値段がつけられ、とても街中を走らせるような状況ではなかった。
それから10年以上過ぎて、本当に好きな人が乗れるクルマとして、 街中で見かけるようになった。
生まれてくる時代を間違えた過去を持ちながら、FRPのボディでは抑え きれない、乾いた甲高いエンジン音を響かせて、現在の街を走る姿を 見るにつけ、本当のスポーツカーとしての存在感は、今だ褪せていない。
写真は、F355とのツーショット。カツカツに停めてあったので、後ろの 撮影はあきらめた。クルマの方に興味がある彼氏、浮気はいかんよ。(笑)