NAKAJIMA'S EYES
広島旅行の二日目の朝です。あくる日(11日)は、広島駅から高速バスに乗り帝釈峡へ行く。帝釈峡とは、渓谷の入り口にインドの天部の神様帝釈天が祀ってある真言宗の帝釈天永明寺があるのでこの名前がついた。帝釈天とは四天王天(持国天・増長天・広目天・多聞天)を配下に置き。天部三十三天(三十三天とは決まった数では無く数多くのという意味)の一人。すなわちインドラ神である。かつては神々の王の座に位置しており、また、軍神として様々な武勲を立てた。 古代インドのヴェーダ神話の天界最強の軍神インドラが元とされる。インドラは二頭立ての黄金の戦車、または象に乗り金剛杵〔こんごうしょ(ヴァジュラ)〕をとって毒龍ヴリトラと戦い、強力な阿修羅の軍を退けた。また雨水で地上に恵みを与え大地を潤す豊穣神としても崇拝された。帝釈天は仏典では釈迦の説法の座に常におられる。千手観音の眷属(けんぞく)である二十八部衆の一人。宇宙の中心とされる須弥山(シュミセン)山頂の喜見城を居城にし、その周辺の「?利(とうり)天〔須弥山の山頂に位置し、兜卒天(とそつてん)とも言う。日本においては庚申の日を縁日とする。また映画「男はつらいよ」でもよく知られている。これは東京都葛飾区の題経寺(柴又帝釈天)である。庚申の日を縁日とするのも、18世紀後半に題経寺の本堂を修復している際に、紛失していた板本尊が発見され、その日が庚申だった。 たことが由来という。                                    さ奇岩・岩の橋〔雄橋(おんばし)〕スイスのプレヒシュとアメリカのロックブリッジと並ぶ世界三大天然橋に数えられる。国の天然記念物に指定されている。
長さ約90m、川面からの高さ約40m、厚さ約24mの岩で出来た橋である。洞窟・鍾乳洞(鬼の岩屋・白雲洞)等がある。清らかな水が流れる全長18kmの渓谷であり国定公園である。この帝釈峡を2時間30分位トレッキングする。凹凸の激しい道を重いブ−ツを履いて思いっ切り歩いた。
9km位歩いたかも知れない。トッシ−と旅行をするとこれからも歩かされそうである。いい運動になって良いかもしれない。宿屋は帝釈峡の入口にある古い建物で二階建てであった。その二階の部屋に泊まる。階段の幅が狭く上り下りするのが恐かった。一番困ったことは、甕虫(カメムシ)が沢山発生していた事だ。布団の中にまで入り込んで布団の中が臭かった。トッシ−が嫌がって悲鳴を上げていた。この夜、外の気温は1度まで下がった。トッシ−は身体に良くないし布団の中は暖かいと暖房を切ってしまった。こっちは甕虫(カメムシ)の臭さと寒さであまり寝られなかった。寒いと持病の首の痛さも出る。痛み止めを塗って何とか凌いだが………。という訳でいやはや大変な旅行であった。しかし面白かった。また行こう、トッシ−。
         

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