母が倒れて3年が経った、祖母がいる時は祖母と二人でよく動き、父が生きている時はよく働き(母は和裁が得意だった。よく内職をしていた。父はお酒ばかりのみ、家にはあまり生活費を入れなかった)。
祖母が身罷り、父が身罷り、私と二人の生活になり、私が働いているときは生活に余裕ができ、母と二人でよく旅行に行った。
お使いにもよく行っていた母が、急に動けなくなり。リハビリに行く以外は、自宅では寝たままになってしまった。
私がもっとしっかりした身体なら、車椅子に乗せて、お使いに連れて行ったり。散歩に連れ出したりしてあげられるのだが、手帳の上では、母より私の方が障害が重度なのだ。
母は痴呆の方は進みがちだが、食欲は私よりあるので、よく肥えていて重い。私には支え切れないのだ。
ベッドから落ちても、ベッドにあげて上げられない。
困った事もある。
朝、出勤時に引き止められるのも大変だ。作業所は10時に始まる、9時前には家を出なくちゃならない。
「ひーちゃん秀人、お願いいたします。」と訳も解らず懇願される。なにをお願いされているのか、どう対処すればいいのか解らない。
私が自宅に帰るとすぐ母のお呼びがかかる、トイレにも行けない。
普段の日もそうなのだが、土・日曜日は特に、起床時(夜、早く寝るので、朝起きるのが早い。)から寝るまで私の名を呼び続ける。
兄貴は寄り付きもしない。弟は三重県の名張市で遠い。仕事も忙しいみたいだ。

私も年貢の納め時かもしれない。両肩が細くなったのに気がついたのは昨日だ。平成18年3月13日(月)急に首から肩が上がらなくなり、右足に力が入らなくなった。
少し前までは右肩だけが上がらなかったのだが(約35年前、昭和47年頃京大病院で首の手術をしてからの付き合いだ。)

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