7月15日、デイケア・センターで行われた記者会見を受けて報じられたもの。(翻訳協力Tさん)

インクワイラー紙(7月16日) "Payatas folk poise class suit vs QC"の翻訳

「パヤタス住民、ケソン市を告訴するかまえ」

一連の惨劇に対し、昨日パヤタスの住民はケソン市に対して集団訴訟にふみきる計画があることを発表しました。

レスキュー隊は、昨日の時点で161人の死者数を発表。

公益法律センター代表の人権擁護弁護士カプロン氏は、ケソン市のゴミ捨て場に住む住民が金曜日、市側の(職務)怠慢による被害を訴えるべく、訴訟を起こす決断をしたことを明らかにしました。

オンブズマンのデシエルト氏も役人達の怠慢があったかどうかの調査に入ります。

都市貧民組織カダマイのエスピリツ氏は、現在被害者側の弁護士たちは、ケソン市長マタイ氏と、バランガイキャプテン職までの市職員に対して集団訴訟の準備をしていると発表。

カプロン氏は、パヤタスからの立ち退きを拒否した住民の怠慢を指摘した市側の意見を拒絶しています。

彼は、パヤタス住民の多くはパヤタスがゴミ捨て場になる前から住んでおり、ケソン市の他のスクワッター地域から再移住地としてパヤタスに移動させられた者も多いと言っています。

「直接被害に結びついた原因としては、絶え間なくゴミを捨てつづけたダンプサイトの高さとゴミの重量、そしてそのゴミ捨て場の構造にある」とカプロン氏は言います。

金曜日、7階だてのビルの高さのゴミ山の頂上に危険な割れ目を発見した市は、ゴミ捨て場周辺の何百人もの住民を非難させ、当初800人だった避難民は2400人以上にふくれあがりました。

他に地滑りしたゴミでつまったどぶの増水に伴い、家を後にした者もいます。

ルパンパンガコ小学校は現在一時的な避難所となっていますが、548世帯、2419人の 避難民があふれています。

「避難所のこどもたちはさまざまな病気にかかりはじめています」とタグルさん。
タグルさんは6才の娘さんを失った避難民の一人です。

全国災害調整カウンシルの防衛書記官メルカド氏は、死体がひとつも見当たらなくなるまで捜索活動を続けるようにと指示しました。

赤十字スポークスマンのウサプディン氏は、一晩中の捜索によって収容された遺体はやっと地上の死体公示所に移され、死傷者数は昨日の正午までにさらに17人増えたと発表。

まだ、ゴミの崩れた中には約150人の人が埋まっていると言われていますが、生存者はもはやいないのではないかと市側は言っています。

金曜日から、エストラダ大統領の命令によってゴミのトラックは入れなくなっています。
ロイター通信:ツベサ記者

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スター紙の要約

都市貧民組織カダマイがマタイ市長とその息子(パヤタスゴミ捨て場を経営)に対して集団訴訟を起こした。
息子がメトロマニラで、もっとも大きいゴミ収集会社のひとつの経営者であることを指摘した。
息子の会社がゴミ捨て場の運営権を手に入れたのは明らかに収賄だと。
マタイ市長はどんな調査も歓迎すると言っているが、息子のコメントはまだとれていない。
なだれが起きるまえに、100フィートにのぼる高さのゴミ山の頂上にマタイの息子の会社、RENトランスポートの職員が穴を掘っていたと住民は言っている。台風でその穴にたまった雨水が今回の土砂崩れを起こしたのではないだろうか。
社会福祉課によると、同課による田舎への引揚者に対するプログラムには、今のところたった16人しか応募していないそうだ。

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