脱肛の指による戻しかた写真図解。

脱肛の実際の戻すまでの様子を写真で示します。もし、自分で出来なければ、ご家族のどなたかに頼んでも良いと思います。指サックをすれば良いけれども、なければ、そのままでもガーゼ利用して裸の指でいれてから、後で指を洗えば良いでしょう。(図 1ー4)

図1:戻らなくなった多発全周性脱肛:

このような内痔核が脱肛状態では、脱肛を戻さないと内痔核の腫れがひどくなり、痛みも強くなります。横になるか、お尻の下に座布団をいれて、利き腕の人差し指にガーゼをあてて、(ガーゼにはワセリンか痔の軟膏かなにもなければオリーブ油をつけて)1カ所づつ、いれやすいところから人差し指をを使って戻しましょう。(方法:下記の図2以下を参照してください。)

図2:戻しはじめ:まず、1カ所下方の脱肛から戻すところ。

利き手の人差し指の指先に図のごとく(すべらないように)ガーゼ(白色)をあてて、(ガーゼにはワセリンか痔の軟膏(オリーブ油でも良い!)をつける)、まず一カ所、入れやすい脱肛から順に、人差し指とガーゼを内痔核を共に一緒に肛門の奥に押し込むような要領で入れましょう。指を抜くときは、又押し込んだ痔が出てこないように、中指などを添えて押さえるようにしながら、そっと人差し指を抜きましょう。

図3:次々と脱肛を戻してゆくところ。

利き腕の人差し指先にガーゼをあてて図のごとく、1カ所の脱肛が戻ったら、それが再び出ないようにしつつ、そっと指を引き抜いて、さらに、次々と、となりの脱肛を同様にガーゼを巻いた人差し指で奥の方に入れ込みましょう。ガーゼを使用するのは指がすべらないようにするためです)。この動作を続けて行けば、図のごとくほとんど戻ってしまいます。指を引き抜く時は、そっと、又出てこないように注意深く引き抜きましょう。

図4:脱肛の完納終了図。

上記脱肛が戻った状態です。普通の人の肛門と同じになりました。こうなると痛みもとれて、内痔核の腫れもよくなります。坐剤軟膏などを挿入しておきましょう。風呂にはいってあたためるとさらに良いでしょう。

( やれやれ楽になった。


<先頭に戻る>

<「脱肛の戻し方」に戻る>

<ホームページに戻る>