HYBRID-FANTASY A L P H E L I O N アルフェリオン

 

     

Copyright (C) 1998-2007. Hayato KAGAMI

 帝国軍の圧倒的な力の前に、さすがの軍事大国ガノリスも為すすべ無く制圧されつつあります。しかし正規軍が敗退しても、国を守るために戦い続けるガノリスのレジスタンス…。先日ご紹介した帝国のライたち、彼らと戦いの火花を散らすことになるレジスタンスの主要キャラたちを、これまた先行公開しましょう! なんせ、もうすぐ登場ですから(^^;)。

 前回同様(?)、従来および今後の謎にかかわるネタバレは含まれていないと思いますが……本編で公開される以前に話の内容を知りたくないという方は、以下、ご覧にならない方がよいかもしれません(汗々)。

 しかし、レジスタンスは一枚岩どころか、途中で空中分解しかねない感じです…。一人一人の能力は高そうですが、まとまりにくそう。まぁ、そのあたりの葛藤がミソなんですけどね(笑)。彼らに合流する「鍵の守人」の人たちも含め、ガノリス方面は、濃いキャラばっかりですね(^^;)。意外と普通人のグレイルは苦労しそう…。


【ピエトゥス・ヴァン・オストワール】
 ロスクルスと共に、レジスタンスの事実上のリーダーである。帝国軍が侵攻してくるまでは、ガノリス有数の都市エントリアの大学で教鞭を執っていた。教授の肩書きを持つ。同時に裏の顔として、保守的なガノリス王国の改革を目指し、一種の秘密結社のような形で急進的な政治運動を組織していた。それゆえ王国当局から危険視されていた人物。思想的立場の違いのため、宮廷に仕えるロスクルスらとは反目し合うこともあるかもしれない。レジスタンスに協力する市民からは多大な信頼を得ている。

【レオン・ヴァン・ロスクルス】
 ガノリス近衛隊のうち最強の10人の機装騎士「デツァクロン」、その一人として勇名を轟かせた人物である。10人の中でもトップクラスの実力であり、さすがの帝国軍もロスクルスという名を聞けば恐れをなすほどに強い。壊滅状態であった近衛隊の生き残りを彼がまとめ上げ、レジスタンスの兵力の中核となる部分を作った。年齢は30代後半だが、依然として若々しく美形(笑)。冷徹で合理的、戦いに私情は一切挟まない性格。

【ヨーハン】
 レジスタンスに加わるまでは在野のエクターであった。だが繰士としての能力は高く、デツァクロンの機装騎士にもひけをとらない実力をもっている。また、その筋では凄腕の冒険者としても名を知られる。本来は単独行動を好むタイプなのだが、祖国を蹂躙する帝国軍の行いに我慢ならず、レジスタンスに力を貸すことに。性格は鷹揚で気まま。見た目は、無精な中年親父(^^;)。

【グラッド】
 ロスクルスの副官的な立場にあった機装騎士。彼とは対照的に、温厚で気の利く性格である。だがひとたび戦場に赴けば、勇猛さでは誰にも引けを取らない。ロスクルスより年上で、柔軟な視点から彼をしばしば諫める。近衛隊以外の部隊での実戦経験も豊富。叩き上げで近衛隊の機装騎士に上り詰めた勇士である。

【リュスティー】
 ロスクルスの部下。ミルファーンやオーリウムに比べて保守的なガノリスでは、女性の機装騎士は比較的珍しい。その数少ない女性機装騎士であることにリュスティーは誇りを持っており、それが転じて、常に男性に後れを取るまいという対抗意識を燃やしている。そのため、時折、戦功をあせって突っ走ることも。

【エリオン】
 同じくロスクルスの部下。現在の外見からはそう思えないが、少年時代には山賊同様の生活を送っていた。だがロスクルスに拾われ、繰士としての才能を開花させた。そのため彼を兄のように慕っている。貧しい生まれや、かつての荒んだ暮らしに根深いコンプレックスを持っており、その反動で無理に仰々しく、品良く振る舞おうとつとめる傾向がある。

【ジョワン王子】
 ガノリスの第二王子。帝国の浮遊城塞エレオヴィンスによって王キバンネスクが壊滅させられた際、国王を始め、主立った王族の多くは帰らぬ人となってしまった。そのときジョワンは地方に出かけており、運良く生き延びたのである。レジスタンスはジョワンを担ぎ出し、帝国軍との戦いの「旗印」にしようとしている。だが、肝心のジョワン本人は……人望・知謀・武勇いずれもなく、臆病で見栄っ張り、わがまま、救いようのない「バカ殿」なのだった。それでも血筋は血筋、王子は王子、他の者に代わりはできない。どうする!?

以上

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