☆ 新春座談会 その3 ☆

女史  それでは参ります。急遽、コメンテーターと司会を仰せ付かりました、シャリオ・ディ・メルクールです。
姐さん  はーい、拍手ぅ――って、あの、シャリオさん? コメンテーター兼司会って何?(^^;) だったらウチらは、もう出る意味がないのでは(怒)。
女史  
そ、そう言えばそうですわね(汗)。台本に書いてありましたので、つい気にせずに。でも、沢山居た方が賑やかで楽しいですし。
姐さん  そういう問題では(-_-;)。
閣下   (無視)。は、ははは。シャリオさん、気にせず進めてしまってください。
姐さん  ちょっと待てーっ! 本編で主役級キャラを差し置いて、特別企画でも一人歩きする気? 元々の設定では地味な脇役のくせにー!!
<上から金盥かなだらいが落っこちてくる。 ボコッ!!>
姐さん  い、痛い……(泣)。仮にも麗しき女性キャラの頭に、タライなんか落とすかっ? それに、ド○フじゃないんだから。
閣下  きっと天がお怒りになったのだ。悔い改めたまえ。ただ、ド○フという比喩は失策だったな。年がばれかねんぞ(笑)。
副長   確かに。それにしても、なかなか良い音がしましたね。今のタライ……。
閣下  まったく。
副長   ふふふ。
姐さん  って、アンタらなぁ!(^^;)。冷静に感心されたら、あたしの立つ瀬があらへんがな!?
メイ   ね、姐さん……。セリフが変よ。
閣下  ともかく急いで先に進めよう。うかうかしていると、我々の頭の上にも何かが……。小麦粉など降ってきたらたまらん。
アレス 分かった。じゃあ、さっそく。はーい、質問ーっ!!
女史  はい、アレス君。
メイ   なんか、学校の先生と生徒みたいねぇ(^^;)。キャラ的にも。
アレス えっと、パラディーヴァって何?(←単純)
女史  よ、良い質問ですね、アレス君。それでは、パラディーヴァが得意なルキアン君(笑)に答えてもらおうかしら。
るつき  そ、それは……。
アレス はーい、せんせぇー、聞こえませーん! 後ろのエルヴィンちゃんも聞こえないって言ってまーす。
女史  そうですね。ルキアン君、発言は大きな声ではっきりと♪
副長   いや、シャリオさんまで悪乗りする必要はありませんよ(汗)。
女史  申し訳ありません。今のところはカットしてくださいませんか(^^;)。わたくしのイメージが……。
アレス でも生放送だよ(笑)。で、パラディーヴァって何?
るつき  僕もよく知らないけど――とりあえず、エクターの魔力?を増幅してくれるみたいです。
女史  その通り。パラディーヴァはアルマ・ヴィオの中でエクターの魂と融合し、魔力を――厳密にはパンタシアの力を増幅するのです。その結果、生身のエクターだけでは十分に動かせないような、膨大なパンタシアを必要とするアルマ・ヴィオを操ることも可能になるのです。
姐さん  要するに、エクターの力にパラディーヴァの力を上乗せするワケね。アルフェリオンの本来の能力も、それによってやっと発揮できるということか。あはは。あたし、初めてマトモなこと言ったかも(笑)。
るつき  そ、そうですね。僕だけの力だとアルフェリオンは変形できないし、ステリアン・グローバーの出力も全く低下してしまいます。
メイ    低下って……。あれだけ破壊力があれば十分でしょうが。
アレス なになに、変形すんの? カッコイイー!! (目を輝かせて) じゃあ、じゃあ、合体もするとか!?
姐さん  アンタは子供か(^^;;)。
るつき  あれは、合体って言うのかな……。いや、それは、まぁ、あれ、何だったっけ?(←ごまかすヤツ^^;)
アレス ところでさぁ、パラディーヴァと融合するなんて、何か気持ち悪くない?(←忘れてるヤツ)
女史  鋭いですね、アレス君。気持ち悪いどころか実害もあり得ます。ここだけの話ですが――旧世界の頃、パラディーヴァを使うとしばしば深刻な精神汚染が生じることが判明したのです。酷い場合は廃人に……。
エル  るっきー崩壊。くすくす。
アレス う、うわっ、いきなり出てくるなよ!
女史  いいえ。ルキアン君は大丈夫です。
メイ   分かった! 最初から壊れてるからーっ?(爆)
るつき  ひ、酷すぎます……(;_;)。
女史  違います。彼が「マスター」だから。よしよし、泣かないでね。
副長   まぁ、パラディーヴァのマスターになる人というのは、確かに大なり小なり壊れている場合が多いにせよ……。
姐さん  クレヴィー、やっぱり怖い(^^;;)。とどめを刺しに行ってどうするの。
女史  完全に波長の合う人間以外がパラディーヴァを常用していると、最終的には精神を破壊されます。理論上では、ある1体のパラディーヴァと完全に波長の合う人間は1人しかいないはず。でも現実には一世代に1人ずつぐらい居るようなのですが。それがパラディーヴァ・マスターです。
エル  くすっ。パラディーヴァやめますか、それとも、人間やめますか。
アレス 何だかよくわかんないけど、パラディーヴァって、やっぱり超有害じゃないのか? チョー有害! それでもって、親分のるっきーも有害!!
るつき  ぐっすん。僕、それでも本当に主人公なのかな……(深刻)。
女史  そのため、パラディーヴァの代わりになるように作られたのが、例のサイキック・コア・システムなのです。
たちアレス サイケデリック、コアラ? 何?
副長   アレス君の乗っているサイコ・イグニールにも搭載されていますよ(汗)。それに……不思議な耳をしているのですね、あなたは(^^;)。
るつき  ぶつぶつ。スレイブ・コア(例の「塔」の中で少し出てきた)という、人間を人間とも思わぬ生体ユニットを天○人が作り出したので、その使用を止めさせようとした某氏たちが新たにパラディーヴァを開発したんですよぅ。だからパラディーヴァも本当は悪くないです……。ぶつぶつ。
閣下  い、いかん。いじめられてグレたルキアン君が、怒涛の機密ネタばらしを始めたぞ! これは危険だ。放送できん!
るつき  ついでに某氏とは、あの人のことですよぅ。ぶつぶつぶつぶつ……。
メイ   ご、ごめん(^^;)。もういじめないから。悪かった、悪かったから、もうやめてってば。こら、アレス、あんたも謝りなさいよ!!
アレス もういじめない。……かも(笑)。
るつき  かも?(怒) ぶつぶつ。そうです、あの人がリューヌのマスターで、僕がその後継者なんです。ぶつぶつぶつぶつ……。赤いアルマ・ヴィオの正体も……。
姐さん  わっ、わぁっ! やばいよ、そのネタは――なんて、この前の第26話(その4)で大体分かっただろうけど(^^;)。
エル  くすくすっ。以上、大パニックのスタジオからでした。カメラさん、写さないでください(冷静)。ひとまずCMをどうぞ♪
副長   エルヴィン……。やはり、あなたが一番怖いです。

(その2)に戻る    ということで、次回、さらなる謎が!? (つづく ^^;)