ベクターW8
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登録 02/09/20

w8top

ベクターW8です。

制作に数年を要しましたが、毎日作ってと暇な時にいじるのとでは期間と
時間の差があり(時間にすれば80時間ほど)、いまだに完成していないのに
一度出しておこうと、ここに載せました。

きっかけは、表紙に使った事もあるのですが、自分のモチベーションを高める
意味でも制作途中のものをクリアしていこうと考えたからです。

制作にあたって、今回は実写が存在しますので、資料を揃える所から始めます。

今回使用したのはクルマ雑誌「ゲンロク」の91年7月号、同92年1月号。
後者には徹底取材に基づく細部の紹介、3方向の平面写真もあり、これを
ロトグラフに使って進めます。

輪郭

まず、背景に置いた写真を元に輪郭を取っていきます。
このとき、ドアやルーフなど後で分割するところにCPを置いていきます。
そして、全体のシルエットが取れたら、全体のサイズを実車にあわせて拡縮
します。

次にそれらをコピペして、各パーツの輪郭とし、面を貼っていきます。
1ピースでできているパーツは、可能な限り1ピースで作成し、その他の
部分も場合に応じてパーツを分割し、組み上げていきます。

カウル

タイヤはいつもの作り方で、断面を回転体で作り、そこにスクリュー状態の
スポークを配置。このスポークは今回意味もなく1ピースですが、キャップが
あるので、中心で分割してコピー配置しても問題なし。

タイヤ

しかし、このクルマ車高がフェラーリより低いのにタイヤの幅が30cmも
ある。(笑)
後ろから見ると、思いっきり横に引き伸ばされた印象。

外郭ができたら、今度は内装を作る。
コンソール、ハンドル、ルームミラー、シート。
今回は見える部分だけを作っているので、足元や内部フレーム部分はオミット。

クルマの半分が完成したところで、一度コレオグラフィに置いて様子を見る。
残りの半分は、コレオ上でスケールを反転すれば良い。
直線と曲線がしっかり出て、面に皺が無いか調べて修正していく。

半完成

これが決まれば、モデルモードでボディを反転接続し、一つの塊として完成
させる。同時に、ドアなども反転コピーし、クルマの形として完成させていく。

フレーム

ここまでで、一旦の完成とする。
タイヤとドアを動かすためにボーンを配置する。

完成

表紙に使用したものは、背景を作成し、キャラを配置してレンダリング。
写真館のページには、クルマと背景だけを置いてレンダリング。

この後、細かいテクスチャ、エンブレムなどを作り込んで精細モデルの完成と
なるが、いつになることやら。(笑)

まえ うしろ
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