| NAKAJIMA'S EYES |
| 中嶋 秀人 |
 今、日本やアメリカをはじめ、先進国には不況の波が押し寄せている。失業者も増加している。2009年3月で日本の失業者は3350000人に達している。 働く意欲のある人は多いが、今の日本で職を見つけるのは非常に難しい現状に成ってきている。 鬱(うつ)病患者も約35000人位いると云われている、そして今も増加しつつある。 その原因はストレスが大半を占めている。何故現在社会はそんなにストレスが貯まるのか。 複雑で希薄な人間関係や煩雑(はんざつ)な車社会等もストレスの原因の一つになっているのではないか。 日本の自殺者年間30000人以上と云われている。何故そんなに死に急ぐのか。貴重な生命(いのち)を無駄にしてはいけない。これもストレスが原因であろうと思われる。 この世に生を受けた以上は、石に齧(かじ)りついてでも天寿を全(まっと)うしなければならない。石には齧りつけないが、色んな制度を利用してでも生きていかなければならない。 下の絵はインターネットからコピーしたモザイク絵です。  「我々の人生の情景は粗いモザイクの絵に似ている。 この絵を美しいと見るためには、それから離れている必要がある。 間近にいてはそれは何の印象も与えない。」 ―「自殺について」― ショーペンハウエル そうでなくても地球上で動植物を含め貴重な生命が失われてきている。 戦争・病気・飢餓・難病・公害・環境汚染・気候変動等、所有(あらゆる)事象が狂ってきている。 地球が病んでいるとしか表現出来ない事象が世界中で起きている。 神と謂われるものが存在するなら、あらゆる人間社会に厳罰を科(か)していると思わなければならない。 人間よ驕(おご)ること勿れ、これ以上の我が儘(わがまま)は許しまじぞ、と鉄鎚(てっつい)を下していると思わなければいけないのではないだろうか。 と云っているように、現在の社会をもう一度客観的に見直し、そして剥がれた部分を修復しなければいけない時期に来ているのではないだろうか。 |
