京都産業大学　対　同志社大学

前半　優勝決定の大一番、京産大は11日から栄養合宿を行った。シーズン当初からの怪我の続出で思うようなメンバー構成が出来ないままの対同志社大戦を迎えた。心配はもう一つ二日前にエイト平田君の練習中のぎっくり腰、急遽整体での治療を行い当日の試合には何とか間に合ったが、ゲームが始まるや平田君の動きがぎこちないと気がついたと同時に今までにない最悪の状態に見えた。

開始５分同志社大は京産大自陣右５メートルラックからハーフが初トライ、ゴール失敗。開始15分同志社大は京産大自陣右10メートル付近のラックからウイングが抜け出しトライ、ゴール成功。京産大は攻めても思うような攻撃が出来ない、すぐさま同志社大のボールになる悪い展開が続く。開始23分同志社大は5メートル付近のラックからスタンドのクロスでセンターにわたって中央にトライ、ゴール成功。敵ながらアッパレな攻撃であった。開始30分スタンド大野が脳震盪による交代、ゲームメーカーが退場で選手達に動揺が走ったのか、思うようなゲーム展開が出来ない。開始34分同志社大は京産大自陣ゴール前のラックからプロップがそのままトライ、ゴール成功。開始39分平田が遂に交代、足を引きずる姿が何とも痛々しい。

後半　京産大前半のノートライに後半はいざ挽回と勢い良く相手選手に体当たり、結果はオーバーザトップのペナルティーを取られる。から回りか開始わずか同志社大は京産大自陣10メートルラインからラックを形成、スタンド、センター、スタンド、フルバック、最後はウイングと繋いで右隅にトライ、ゴール成功。開始12分同志社大は京産大自陣右隅５メートルラックからウイングこの日２本目のトライ、ゴール成功。京産大のお家芸のスクラム攻撃がこの日は逆に同志社大に思うままに牛耳られ、開始28分同志社大は京産大自陣右中間5メートルスクラムからエイトがトライ、ゴール失敗。開始38分同志社大は自陣10メートルラインからスタンド、フランカー、ウイングと繋いで左中間にトライ、ゴール成功。終了間際同志社大は京産大自陣右中間ラックからプロップがサイドを突いてトライ、ゴール成功。と同時にノーサイド。

完封されたゲームは15年前にあったと知るが、当方の記憶には無い、こんなゲームを見るのも始めてで、全く信じられずただ々々呆然であった。負けたこと今更悔やんでも、それより次ぎの２週間後の対大体大戦に全力を尽くして是が非でも勝って欲しい、それが以後の全国大会へのステップとなると信じたい。選手諸君ひたむきラグビーを忘れず、前を見て前に向かって全力で京産大の意地を全国に広がる京産大ファンに見せて欲しい。このままで終わる選手達ではないと信じたい、それが出来る京産大ラグビー部であると期待する。