京都産業大学 対 近畿大学
前半 前半戦最も重要なゲームが秋空の素晴らしい天気のなか、京都宝が池球技場で行なわれた。開始早々から近畿大の素早い攻撃に京産大はペナルティーの連続、京産大は自陣での防仰に回る時間ばかり、一体どんなゲームになるの不安がつのる。しかし京産大のバックス陣の防御も見事だったので負けるとは思わなかったことも事実。
開始26分敵陣15メートル右でやっと京産大はペナルティーを得る。すぐさまPKを狙い、センター小西の見事なキックで成功。開始32分近畿大は京産大自陣20メートル左でのペナルティーを得、PKを選択、ゴール成功で同点となる。36分京産大ウイング坂倉の痛い負傷退場。その直後に近畿大は38分京産大自陣ゴール手前へセンターがハイパント、ウイングがキャッチしてそのまま右隅にトライ、ゴール失敗。緊張したゲームに時間の経つのを忘れた応援だった、前半終了。
後半 開始6分京産大は敵陣20メートル左ラインアウトからモールを押しこみ左隅にフッカー入口のこの試合初トライ、ゴール成功と同時に逆転。逆転を機に京産大の攻撃に余裕と前に出る攻撃姿勢が蘇り、開始13分敵陣22メートルでのペナルティーを得たところでスクラムを選択、スクラムを押しこみ左中間にエイト平田のトライ、ゴール成功。後半の戦いは前半とは正反対に京産大の攻撃する時間が多くなる。
開始22分京産大は敵陣15メートル付近でのペナルティーを得、PKを狙い(小西)成功。京産大の気の緩みか31分近畿大は京産大自陣ゴール手前ラックから簡単にトライを許す、ゴール失敗。開始37分京産大は敵陣22メートルラックからハーフ橋本、スタンド大野、センター小西にわたって中央にトライ、ゴール成功。応援するものにとって勝利を確信する見事なトライであった。
インジャリータイムに入り、後半42分が過ぎたところで、京産大は敵陣22メートル付近のラックからスタンド橋本がフォワードサイドを潜り抜けて右中間に止めのトライ、ゴール失敗と同時にノーサイドの笛。今日の試合ほど前半・後半と極端に違った攻撃スタイルは珍しい。一戦いっせん勝って強くなる京産大のチームはこれからの強豪チームとの対戦に必ずや活かされると信じたい。栄養合宿に毎晩現れるタヌキが京産大チームを応援してくれるのも勝因の一因かな。選手のように栄養を一杯貰って丸々太ってきたタヌキに感謝。
京都産業大学 |
対 |
近畿大学 |
32 |
- |
13 |
前 半 |
後 半 |
|
前 半 |
後 半 |
0 |
4 |
T |
1 |
1 |
0 |
3 |
G |
0 |
0 |
1 |
1 |
PG |
1 |
0 |
0 |
0 |
DG |
0 |
0 |
3 |
29 |
計 |
8 |
5 |
32 |
合計 |
13 |
写真提供 渡辺 純一氏
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