京都産業大学　対　大阪体育大学

前半　関西リーグ最終戦、関西２位を賭けての戦い、対同志社大からの完封約２週間、心身ともに初心に戻っての練習、特にフォワードの練習に力が注がれた。エイト平田の入院で選手達に一抹の不安は感じられたが、厳しい練習に耐え選手達に一体感が生まれてきたように当方には映った。午後２時対大体大戦がキックオフ。京産大の勢い余ったプレーでペナルティーを取られる。京産大の今までに無かった前、前への攻撃が蘇る、一進一退のゲームが続く。

京産大のこの試合は絶対に勝とうと言う前向き差が、前半の大半が敵陣でプレーが行なわれていたと言っても過言ではない。京産大は大体大ゴール手前までは進むがラインアウトの３度のミスで思うような攻撃が出来ない。開始35分大体大は京産大自陣でのペナルティーを得てゴールを狙い見事成功大体大３点リードで前半終了。

後半　開始３分京産大は大体大ゴール右前のラインアウトからモールを形成し、モールを押しこんでエイト川口の逆転トライ、ゴール失敗。龍谷大・同志社大でのモール形成は全く見られなかったが見事にモールの復活であった。開始19分大体大は自陣10メートルライン付近からハーフ、スタンド、センター最後はウイングにわたっての再逆転のトライ、ゴール失敗。京産大の攻撃は休むことなく続くがミスの続出で思うような攻撃が出来ない。

開始31分京産大は敵陣ゴール前中央ラックからフランカー豊岡が飛び込んでトライ、目の前のポール誰もが入ると確信していたキックが予想に反して外れる。今まで難しいところからも難なく成功していたのがどうした事かこの日３本蹴って一本も成功できなかった。でもまだ同点だ、勝てると選手達も信じてプレーに専念、時間は刻々と過ぎて行く、気持ちだけが焦りミスの続出で、逆に大体大に２本のペナルティーキックを決められる。勝てると信じて大きな声を選手におくり続けたがノーサイドの笛、一瞬呆然となってただ天空を仰ぐ。

10年ぶりの３敗、私自身京産大が３敗するゲームを今まで見たことがなかった。（平成元年は海外での生活で記憶が無いのも当然）今更負け惜しみをするつもりも無いが、今年の京産大は春からの怪我人の続出でオープン戦や、ニュージーランド遠征での戦いと思うようなゲーム、練習が出来なかったのも事実。50人足らずの選手で精一杯の頑張りに選手達に熱いいエールを贈りたい。そしてこれから始まる全国大会、１回戦は明治大学と決まった。今までの練習の総決算として是非明治大学に勝って欲しい。一戦いっせん大事に目指すは国立、選手達の奮起に期待したい。そしてみなさんの関西リーグの応援に心から「ありがとう」と「感謝」の気持ちを贈りたい。これからも京産大の応援よろしくお願いいたします。