京都産業大学 対 立命館大学
前半戦最も重要なゲームと位置付けた立命館大戦、10日からのミニ合宿で選手一人ひとりのモチベーションを高め選手一丸となった練習を行った。京都宝ヶ池で午後2時キックオフ。
前半戦 対竜谷大戦同様我がチームの出足、タックルが見事に冴え渡り、数度の立命館大の猛攻にも耐え一進一退のゲーム展開が繰り広げられた。開始18分京産大エイト平田の自陣5M付近中央から立命館大の選手を数人引きずりながらの前進、その後のラックからハーフ橋本が素早くスタンド久保に繋ぎそのボールをフルバック片村が10M前進したところでウイング小田に渡って中央に初トライ、ゴール成功。その後も再度にわたってゴール手前まで攻められるが硬いディフェンスで凌ぎきる。
開始42分京産大は敵陣22M付近で立命館大のオフサイド(ペナルティー)を得たところで、エイト平田が素早く反応そのままゴールへ突き進んでトライ、ゴール成功、と同時に前半終了。
後半戦 開始3分京産大は敵陣ゴール手前のラックからハーフ橋本、スタンド久保、センター南、ウイング松尾、松尾がタックルされたところをフルバック片村が見事なカバー、ボールをセンター井本がフェイントをかけて中央にトライ、ゴール成功。開始6分立命館大は敵陣ゴール前左中間でのラックからハーフのフェントかけた巧妙なパスでフッカーにわたって、サイドをいとも簡単に突っ走ってそのままトライ、ゴール成功。あっけないいやな雰囲気が漂うトライだった。その後の展開も立命館大が優位な状況でゲームが進む、特に京産大のラインアウトではコミュニケーションに狂いが生じたのか、相手ボールになることシバシバ、苦しいゲーム展開が続く。
開始30分立命館大は敵陣ゴール手前5Mでの京産大のミスからスクラムとなり、立命館大の強力なスクラムのプレッシャーからハーフ、ウイングとわたって左隅にトライ、ゴール失敗。京産大は敵陣でのプレーが度々繰り広げられても、ラインアウト攻撃の迷いや単純なミスから生じる相手の攻撃、チグハグナなプレーから取られたトライ、選手にも少々焦りが出てきたのか不安が隠せない。そんな思いを払拭させたのがトライを取られた直後(開始31分)のプレーで、京産大が敵陣に蹴りこんだところで立命館大のラックになり、ハーフからセンター、その直後にセンターにパスしたボールを京産大井本がインターセプトで中央にトライ、ゴール成功。取られたら取り返す最後まで攻めの姿勢を持ちつづけて生まれた素晴らしいトライであった。
後半終了間際立命館大のフォワードの厳しい攻撃が続き、京産大ゴール5M手前でのラックから立命館大フランカーの攻撃でトライ寸前の場面を京産大のタックルでラックになりかけたところを京産大のプレーヤーが前からボールを取り(戻らないままのプレー)かけた反則で、レフリーが認定トライの笛となった。ゴール成功。あっというまの京産大にとって残念な認定トライであった。ノーサイドの笛が鳴るかと思いきやレフリーはワンプレーの指示、京産大が敵陣に蹴り込み一旦京産大のボールとなりバックスの攻めが続き、途切れたところでレフリーの右腕が高らかに上がりノーサイドの笛が鳴った。
今日のゲームはどんなことがあっても負けられない、負けてはいけないそんな思いが選手一人ひとりに伝わった組織ラグビーができたと評価したい。ただ第1試合ではラインアウトが成功していたのが、今回のゲームではラインアウトに大きな課題を残したように思える。次回までにはきっと修正してくると期待したい。頑張れ京産大フィフティン。
京産大先発メンバー 1千巌、2塩見、3山田、4豊岡、5来嶋、6伊藤、7川口、8平田、9橋本、10久保、
11小田、12井本、13南、14松尾、15片村。リザーブ16伊藤、17松尾、18福元、19深川、20西野、21三宅、22尾形。交代後半13南から21三宅。
京都産業大学 |
対 |
立命館大学 |
28 |
- |
19 |
前 半 |
後 半 |
|
前 半 |
後 半 |
2 |
2 |
T |
0 |
3 |
2 |
2 |
G |
0 |
2 |
0 |
0 |
PG |
0 |
0 |
0 |
0 |
DG |
0 |
0 |
14 |
14 |
計 |
0 |
19 |
28 |
合計 |
19 |
写真提供 渡辺 純一氏
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