ステージ3−2:過去から現われし者

PHOTO=A'PEX MR-S
次に手を出したのは耐久レース。
しかも、比較的簡単なスーパースピードウェイ。
オーバルをひたすら周るだけだが、もしテストコースで同様のレースが
行われたら、途中で居眠り事故続出となるのは間違い無いだろう。
1周30秒から40秒。コーナーも緩急があり、適度な緊張感もある。
雑誌やネットの情報では、先のモンスターを使って楽にクリアする方法
などが紹介されていたが、そんな邪道な事をして何が楽しいのか。
簡単なレースでも手を抜かず、きっちりやって、初めて貰えるクルマと
賞金に喜びを感じるものだろう。
それに、この後仕事が忙しくなってくるだろうから、あまり長いレースには
出れなくなるだろうし、ここいらでじっくり耐久を走っておこうと言う考えだ。
とりあえず、プロカテゴリのワールドカップに使っていたセッティングデータを
呼び出し、高速セッティングのまま走り出す。
ここでのライバルも、あまり問題にならなかった。
GTのMR−Sが比較的速かったが、タイヤが緩いのか、すぐピットイン
してタイムロスをする。チェイサーか何かが結構粘るが、遅いので問題無し。
4回のタイヤ交換で、割と楽に勝てた。
そして、プレゼントカーのルーレットの中に、何やら細長いクルマがいる。
この時点で、プレゼントカーをボタンの目押しで選べるとの情報を得て
いたのだが、特に迷うこともない。
そして、我がガレージにホンダのV10がやってきて、参加できるレースが
ひとつ増えた。
ステージ3−3:V10の咆哮

PHOTO=MP4/5
F090Sという名のフォーミュラ。F1に詳しい友人に聞けば、これは
セナが90年に乗ってたマシンだそうだ。
で、テストがてら本場イタリアでのレースに持ちこんでみる。
速い、本当に速い。そして、良く曲がり、良く止まる。
4秒で100kmに達し、二秒で止まる、とは何のCMだったか。
GTが出る前、シグノシスのF1ゲームを遊んだことがあるが、
今PS2で遊ぶとこんな感じなのだろうか。
とりあえず、気分に浸るために、コートダジュール、ラグナセカ、
アプリコットなどを走ってみる。
全勝。カテゴリの違うマシン、しかも当時最速の機体、そして
今は亡き男が全盛の頃に乗っていたクルマ。
これなら、787Bに勝てるだろうか?
しかし、最高速が伸びない。
他のレースでは、その機動性を活かしてなんとか勝てるかも
しれないが、高速コースでは勝てないだろう。
そして、このF1とランサーとで各レースを転戦する。金が溜まれば、
メーカーレースにもクルマを用意して参戦。
そんな中で、改造で1000馬力を超えるものがガレージに並びはじめた。
バイパーGTS、ゾンタC12Sなど。だが、それらは最高速ではすばらしい
成績を残すものの、他のテクニカルコースではその馬力を持て余して
迷走する始末。
割と乗りやすいGTカーも手に入ったが、やはりトータルバランスで考えて
GT300カテゴリのクルマでは、勝てないものは何をやっても勝てない。
スープラやGT−RのGTが手に入れば、まだ道はあるかもしれないが、
現状ではそれは叶っていない。(買えばいいという話もあるが)
そんなレースを繰り返しているうちに、F090Sは1000km、ランサーは
800kmの総走行距離を刻む。
そうしたレーシーな日々も、仕事が忙しくなるにつけ、段段と時間が取れなく
なり、この後しばらくGT3を休む事になる。
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