日本車椅子ツインバスケットボール選手権in仙台
 山中泰紀
 皆さん、こんにちは。ワークス所員の山中泰紀です。僕は車椅子ツインバスケットボールを10年ぐらいやっているんですが、今年の5月22日〜23日に初めて日本選手権に出場することが出来ました。今回はそのことについて書いてみようと思います。
 今年の日本選手権は東北の仙台で開催されました。東北のイメージと言えば寒さに弱いボクとしては「京都に比べてかなり寒いんやろなあ」ってことぐらいでした。
 僕以外のメンバーは皆、飛行機で行きましたが、僕は新幹線で仙台まで行くことにしました。前日から季節外れの台風が接近していたので心配しましたが、なんとか直撃は免れ、当日は陽射しが出ていいお天気でした。21日午後1時過ぎの東海道新幹線「のぞみ」で仙台に向けて出発しました。東京まで2駅しか止まらないので、2時間半が早く感じられました。午後4時前に東京駅に着き、乗換えまで1時間程待ちました。祭り事台風の過ぎた後だったので、東京もかなり蒸し暑かったです。午後5時前にようやく東北新幹線「はやて」に乗り仙台に向かいました。午後6時半頃、仙台駅に着きホームに下りると「うわぁ、メッチャ寒ぶっ!」と思いました。駅員の人は「今日はまだ暖かい方ですよ。」と言っていました。気温にして京都と10度ぐらい差がありましたね。
 翌22日、午前7時にホテル玄関前に集まり、東北福祉大学のボランティアの方が抱えて観光バスに乗せてくれて、大会会場のグランディ21へ行きました。バスで30分ぐらい走ると突然、巨大なアリーナとスタジアムが現れました。スタジアムの方はサッカー・ワールドカップに使用されたそうです。アリーナの方も大きく、バスケコートが4面も取れました。車椅子を押す犬開会式が午前10時から始まりました。僕らの試合は最終の午後4時からで、かなり時間があったので他のチームの試合を見ていました。どのチームもレベルが高く、見ているだけで圧倒されました。初戦は大分のチームでした。以前にも試合した事がありボロ負けしましたが、今回も終始リードされダブルスコア近くで敗れました。
 23日も前日と同じように、朝バスに乗ってアリーナに向かいました。この日は試合終了してホテルには帰らず、直接空港に向かうので荷物も一緒に持って行きました。前日、敗れたチーム同士対戦する事になっていて、ウチのチームは横浜と対戦しました。そんなに、強いとは感じなかったのにジワリジワリと差が開いていきました。後半、僕も初めて出場しましたが、アッという間に時間が過ぎて何も出来ないまま終わりました。
 僕らは飛行機の出発時間の都合で閉会式には出ずに、仙台空港に向かいました。
飛行機飛行機では、入り口近くで自分の車椅子から空港の車椅子に乗り換えて座席近くまで行ってそこから抱えてもらって座席に移りました。仙台から大阪まで1時間で行きに比べたら「エッ、もう着いたん?」ていうぐらい早かったです。
念願だった日本選手権に出られて、いい経験は出来たけど、  まだまだ練習しなければいけない事がたくさんあるので、これからも一つ一つ努力して頑張りたいと思います。

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