去る4月25日(日)、京都市西京区にある桂大橋近くの桂川で、真っ白な祭り装束の町衆たちが、松尾大社の祭り御輿を勇壮に担ぎ、船に乗せて対岸に運ぶという行事がおこなわれました。この行事は、およそ100年を越える歴史があり、京都市下京区西七条地域に点在している松尾大社の分社に向かって、普段は松尾大社に奉られている祭り御輿を分社周辺の住民で構成する町衆によって「ほいっと!ほいっと!」のかけ声も高らかに、それぞれの分社まで人力で運ぶというものです。分社は御旅所「おたびしょ」と呼ばれ、祭り御輿がやってくることになる地域では、「おいで祭り」として縁日が立ち並び、運ばれて来た祭り御輿が誇らしげに飾り付けられ、昔ながらの祭りの風情が漂います。祭り御輿は合計5基あります。
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