限界耐力計算勉強会(令和8年度)

阪神大震災以後、木造建築物に関しては国全体にある多くの木造建物のレベルを上げることに力が入れられてきましたが、伝統的な建物は構造的には近年建てられている在来軸組工法住宅とは全く違った建物であるにもかかわらず、正しく評価される計算方法は提案されませんでした。
大きな地震が起こるたびにマスコミなどの報道により伝統的な建物のみが耐震性が低いような誤解を受け続けています。平成12年(2000年)の改正で、限界耐力計算が提案されましたが、伝統構法が建てられる数が少なくなり、実務者がその計算方法を経験する機会も少なく、また習得するのに時間を費やすことや苦手意識があることで敬遠されており、伝統的な建物は、正しい評価がされることなく現在に至っています。
限界耐力計算そのものはそんなに難しいものではありません。地震と建築の関係を理解していれば何をしているかは建築士を持っている人ならほとんどの方が理解できるものです。
そこで、地震と建築の関係を理解するところからはじめ、建物がどのように地震に対して挙動するのか。そういったことを充分理解したうえで、限界耐力計算は何をしようとしているのかを理解する勉強会をしてみようと思っています。
勉強会を通して、実際計算できる人を増やすだけでなく、計算はしないが、伝統建築はどのように耐えるのかを力学的におおよそつかめる職人さんを作っていくことを目標とし、またこれから起こるかもしれない巨大地震に遭遇する前に建築技術者としてできれば前もって既存の伝統木造住宅の耐震改修に力が貸せるようになりたいと考えています。


■開催方法
 4月末より隔週木曜 19:30~21:00 (ZOOMミーティングによる)


■テキスト
 JSCA関西のマニュアルを利用させていただきます(最近改定されています)。


■参加費等
 木考塾の会員(年会費3000円):無料
 会員外の方:3000円


■参加申し込み・問い合わせ
 参加ご希望の方は、下記申込フォームに記入ください。詳細の案内をメールし
 ます。

日程は決まり次第お知らせします。

※令和8年3月28日(土)より受け付けます。