BUG43号 第1版 2008.12.5
今年のプロ野球は、ひと言で言えば波乱の連続で、大方の予想を覆す展開で幕を閉じました。パ・リーグは昨年5位だった西武が、開幕まもなく首位を走り始めました。しかし、夏を迎える頃から昨年まで2連覇の日本ハム、毎年のように優勝争いに絡んでいるソフトバンク、そして、優勝争いに加わることなど誰もが予想しなかった存在であったオリックスの追撃を受け、あわや逆転かと言うところまで追い込まれましたが、若手選手の台頭が目立つ中でチームの立て直しに成功し、見事3年ぶりのリーグ優勝を飾りました。 対するセ・リーグは、連覇を狙う中日、今年こそリーグ優勝と日本一をと意気込む阪神と巨人の事実上の三つ巴のペナントレースとなりました。開幕前の予想を上回る勢いで阪神が他チームを圧倒して、梅雨を迎える頃には「もう今年は阪神で決まり」とさえ言われるほど、2位以下を大差で引き離し首位をひた走る状況でした。そんな流れを変えてしまったのは、金メダルを目指して挑んだ北京五輪への出場でした。必勝を期待されながら苦戦の連続、まさかのメダルなしという結末に多くの野球ファンや関係者が悔し涙を流しました。それらの悪影響が首位阪神に対し大きく影を落としました。代表チームの主砲を務めたA選手の負傷と戦線離脱、抑えの切り札的存在のF投手が攻略されるなど、前半戦にあれだけ勝ち続けたチームが勢いをなくし、驚異的な追い上げを見せ始めた巨人が、2位中日とともに一気に首位阪神との差を縮めてしまいました。巨人はその後も連勝を重ねて、開幕前には優勝の本命と言われた中日をも逆転、なんと一時は13もあったゲーム差を引っくり返し、その勢いを失うことなくリーグ優勝を成し遂げました。若手選手を育成しながら、首位争いをあきらめることなくシーズンを戦い抜いた巨人、まさしく球史に残る大逆転劇でした。虎党の私としては何とも悔しいシーズンとなりました。 |
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荒木正幸 |
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