店舗作品集 設計:荒井弘 アライ企画

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ステラ999.9烏丸

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眼鏡店(999.9専門店)
京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル
竣工2008年7月
オーナー:森仁
設計:荒井弘 アライ企画

祇園祭の「山」橋弁慶山の会所の町家を保存会より賃貸、復元可能な内装工事を行い祇園祭の期間は店舗什器を取外し町家の姿に復旧できる設計になっている。

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玄関の格子
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LED照明の埋め込み展示
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玄関より奥を見る



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中庭より表の店舗を見る
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表店舗の西面
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奥の店舗全景



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奥の店舗、右列柱内部は
検眼コーナー
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柱型の円形ガラス棚t12mm
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ロジータ rosita
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婦人用眼鏡店

京都市中京区麩屋町通三条角
竣工2006年11月
オーナー:森仁

設計:荒井弘 アライ企画
担当:八木宣行
照明設計協力:ウシオスペックス

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三条通りからのファザード
rositaのロゴの面は鏡です
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南側より店内を見る
壁面展示台の茶色は「錆塗装」
株式会社吉田着色

置き展示台の鏡の高さ鏡中心でFl+150cmで統一
ステンレスパイプ製作
株式会社かじ富金物製作所
担当 専務取締役 櫻井末男
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店内より玄関を見る
中央展示台の表面はゼブラウッド
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店内奥のフィッテングスペースより南側(三条通り)を見る。
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麩屋町通と三条通りの角から見たエントランス

オーナー森仁のブログ「oogley raconter daily」より引用
2007/03/05
----中略、オーグリーの欄に全文掲載してます----
さて、次はロジータです。私は、この仕事は荒井氏にとってオーグリーより難しいのではないか?
と、素人なりに考えていました。
なぜなら平屋なので、2階建てのように、ドラマチックな展開を見せることはできないし、おまけに敷地が正方形に近く、奥行きを感じさせることが難しいように思われたからです。
さあ、これに対して荒井氏の取ったスタンスは・・・・・・・続く。

2007/03/10
以前のロジータは、狭い敷地のわりに贅沢と言うか、入り口を店舗の角(ロジータは角店です)にもってきたり、接客スペースが広かったり、加工場もあり 肝心の陳列スペースは50?の4割ぐらしかありませんでした。
荒井氏はまず、入り口をメインでない麩屋町通りに作り、加工場も取り去って、
店内を出来るだけシンプルなレイアウトにデザインしました。
これにより、陳列スペースは以前の5割増しとなりました。
お客様から「広くなったわねー」と、何人にも言われましたが、
敷地はもちろん、前のままです。それより、もっとも驚いたことは、
全面ガラス張りになった三条通り側のウィンド(5メートル)のど真ん中に、
横5メートル、縦80センチの枠を取り付け、そのなかに鏡が埋め込まれました。
これにより、商品はおろか 店内も目線の高さがさえぎられ、
いいところがすべて見えなくなってしまいました。
でも、荒井氏は涼しい顔をしています。さて、かれのねらいは・・・・・・続く。

2007/03/14
枠の中に組み込まれた鏡は、縦50センチ 横5メートル。
その高さは150センチから170センチの女性の胸から頭のてっぺんまで写る高さ。
そして5メートルを通りすぎるまで約6秒・・・・・・・
もうお分かりと思います。すなわち、ロジータの前を歩く女性は、
自分の姿と顔を6秒間 見つめ続けながら通りすぎるわけです。
.彼の狙いはここでした。店を通る時に必ず自分自身の顔を意識させようとしたわけです。
この狙いは見事にヒットしました。それでなくても三条通りという、今、ちょっと派手な通りです。
女性にしても そんな通りを 休みの日に歩く自分の姿を見て、悪い気はしないでしょう。
ちょっとしたドラマのワンシーンです。
鏡を見ながらさっそうと歩いて行く人。すましながら通りすぎる人。
中には立ち止まって、お化粧をし始める人も・・・・・・
そう、ここを通る女性は、「自分自身」を意識するわけです。
メガネではなく、そのメガネが乗っかる自分の顔とその姿を見る。
そして、そこには人生を楽しんでいる「私」が、確かにいる。
そんな自分とロジータの前で出会う・・・・・・これが彼のねらいだったのです。
私たちは、第一ラウンドのオーグリーに続いてこの第二ラウンドでも
強烈なパンチを受けて膝から崩れ落ち、心地よくキャンバスによこたわったのでした。   続く。

2007/03/23
デザイナーの能力ってのは、素人の癖にえらそうに言いますが、彼に頼んだ仕事を見て感じたんですけど、まずは ひらめくことの大事さ。でも、それよりも削る、もしくはそぎ落としていくことの大事さに気づきました。
アイデアが出る、それを形にする、そして、それをどこで止めるか。
これを怠ると、クライアントを無視した自分の作品になってしまいます。
将棋で言うところの「指しすぎをとがめる」ということだと思います。
いいアイデアは、思い切って取り入れて、そのほかは出来るだけシンプルに・・・・
彼のほかの店舗を見ても、何々でシンプル、こんな風でシンプル。そう感じています。
一度「アライ企画」のホームページで、彼の世界をご覧になればいかがですか。------続く。


アレーズ alaise
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美容院

京都市山科区音羽野田町24−5
ジュネス音羽1階(西友山科店向かい)
竣工2005年11月
オーナー:森雅允
設計:荒井弘
 アライ企画
担当:小池麻衣子
照明設計協力:ウシオスペックス

エントランス
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シャンプーコーナーより店内を見る
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シャンプー台

以降の写真はアライ企画撮影




oogleyraconter&stella999.9
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眼鏡店
1階:
オーグリーラコンテ
2階:
ステラ999.9(フォーナイン)

京都市中京区御幸町通御池上ル
竣工2004年11月
オーナー:森仁

設計:荒井弘
 アライ企画
担当:政田佳澄
照明設計協力:ウシオスペックス

エントランス

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1階店舗壁面
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特注の信楽焼きの壷を壁面に埋め込んでメガネを展示、背面よりフロスト調アクリルを介して間接照明で照らす。
クリックするとPDFで表示されます。 信楽焼の壷のディスプレイの施工図
クリックするとPDF形式で表示されます。

以降の写真はアライ企画撮影

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エントランスと2階ステラ999.9への階段
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2階店舗ステラ999.9
2階ステラより階下、エントランスを見る
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ファザード 御幸町通りより


夜景

オーナーのブログ「oogley raconter daily」より引用
2007/02/13
「くたばれ、眼鏡情報!人まね禁止」書いてるやつらも素人だ!大丈夫!書を捨てて街へでよう
今回から 数回にわたって、店舗デザインについて お話させていただきます。
私たちのオーグリー、ロジータとも、デザイナーは 荒井 弘氏にお願いしました。
2004年、築100年以上の木造の長屋の1階だけを使用してましたが、
9999の専門店をやりたいので 2階を使った店舗にする必要がありました。
雑誌のクラブフェイムの松本君に、「誰か、いいデザイナーを」と尋ねますと、
二つ返事で 荒井氏の名前が返ってきました。
もっとも私は存じておりませんでしたが、彼が関西を代表するデザイナーである事を、多くの人は知っていました。そして何と、その事務所は、オーグリーの裏、歩いて3分のところにありました。
数日後、私たちの前にやって来た彼は、私たちの話を聞き その長屋を見るなり、
「吹き抜けで行きます。そして階段はど真ん中」 えっ?とビックリする私たち。
そして 初対面にもかかわらず、その狙いは、寸分たりとも的をはずしていないという自信に満ち溢れているのが、ひと目で分かりました。
即ち、たとえ 店が狭くなっても、上ろうとする気が起きる階段でなければならないこと、そしてその階段が、店の顔になるということ。
その日からオーグリーは、生まれ変わる為に、彼に身をゆだねる事になったのです。
そして、私たちも・・・・・・続く。

2007/02/17
しばらくして、図面が出来上がってきました。
でも、正直言って えらく あっさりした印象で、これでホンマに大丈夫かいな
と思ってしまいましたが、彼は自信満々でした。
先日にお話したように、私たちの店は木造です。よく考えれば、日本中のコンセプト系の店で、木造って私とこだけかもしれません。彼はそこに目をつけました。
即ち、京都の町屋という武器を 捨てる手は無い。
ただし、今、そこらじゅうで見かける 町屋を利用した飲食店の様になる事を 極力避ける為、明るくて モダンなデザインを用いて 全く新しい 京都の町家風の店を、表現しようとしたのです。
でも、私たちは 工事が7割ぐらい進むまで、それには まったく気が付きませんでした。
無理もありません。京都に住んでいて 多くの町家、もしくはそれをリニューアルした店は、嫌と言うほど見てきましたが、こんな発想は、メガネ店どころか どんなショップにも見られない、全く新しいものだったのです。
素人の私たちが 分からなくて当たり前でした。  続く。

2007/02/26
前回にも書きましたが、ど真ん中に階段を持ってくることにくわえて
彼は店内の天井に もうひとつ屋根を作ると言い出しました。
もちろん本当の屋根は外にあって見えませんが、店内の屋根は瓦の色をしたタイルに覆われて店内の2階部分から 真ん中の階段に垂れ下がるように 店のウインドに向かってのびてきて、おまけにウインドをこえて店の外まで突き出ていました。
屋根は瓦ではそのまますぎると言う事で モダンさを出す為にタイルになったわけですが、下の階段とあいまって、なんとも印象の強い、そして美しいデザインに心打たれた私は、この時、
彼が「特別の可能性」を持つデザイナーであることを確信したのでした。
両脇の壁の一面に信楽焼きで作った壺を埋め込み、底にアクリルの板を張って
後ろからライトを当ててフレームを見せる方法も斬新でした。
フォーナインズの人が見学に来て、「新しい店をたくさん見てきて、綺麗なんだけど、どこも同じように感じてしまう。でも、この店は今までの店と全く違う。見たことが無い。」
この言葉を聴いたとき、ロジータの改装を1刻も早く 彼、荒井 弘氏の手にゆだねなければ、と思わずにおられませんでした.。   続く。

2007/03/05
このようにして 荒井 弘氏による 和と洋が近未来的に手を結ぶ試みは、見事に完成しました。
リニューアルのお知らせをしたお客様が ドアを開け、階段を見上げながら
「ポカン」と口をあけていた姿を、つい昨日のように思い出します。
2年以上たった今でも、「この店舗を設計したデザイナーはだれですか?」とよく聞かれます。
私の甥は美容師をしておりますが、出来上がったオーグリーを見て、独立を決意しました。
今、彼は、もちろん荒井氏のデザインによる自らの店舗で、毎日 仕事にいそしんでいます。(アレーズ)
さて、次はロジータです。私は、この仕事は荒井氏にとってオーグリーより難しいのではないか?
と、素人なりに考えていました。なぜなら平屋なので、2階建てのように、ドラマチックな展開を見せることはできないし、おまけに敷地が正方形に近く、奥行きを感じさせることが難しいように思われたからです。
さあ、これに対して荒井氏の取ったスタンスは・・・・・・・続く。(上のロジータのブログへ
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